国産車のデザインについて考える
派手な外観が好み?
みなさんはクルマ選びに悩む時、何を重視しますか?
燃費などの走行性能やユーティリティなどの快適性はもちろんですが、やはりデザインを重視する人も多いと思います。
近年では押し出しの強いフロントマスクにメッキを使ったデザインが流行りとも言えますね。
では国産車メーカーにはそれぞれどのような特徴があるのか、3つのメーカーを例にとってエクステリアを比較検討していきます。
1.トヨタ自動車
トヨタの車といえば、プリウスやアルファードなどを思い浮かべますよね。
プリウスは昨年12月にマイナーチェンジされましたが、落ち着いたスタイリッシュな印象を受けます。
対してアルファードやヴェルファイアは、ワイルドでゴージャスな迫力のあるイメージではないでしょうか。
トヨタの車は、車の大きさが大きくなればなるほどより豪華になるイメージがあります。
アクアやヴィッツなどのコンパクトセグメントは、スタイリッシュながらも可愛らしい車という印象です。
今後どのようにインパクトのあるデザインが登場するか非常に楽しみですね。
2.日産自動車
日産の車といえば近年はVモーションが印象的ですね。賛否両論色々あるとは思いますが、個人的には統一感があっていいデザインだと思います。
ただ全て同じVモーションというわけではないようです。
比較対象として、「GT-R」「エクストレイル」「ノート」をあげてみます。
GT-Rは、そのスポーティなデザインに合わせて、Vモーションの下部を前に突き出し、空力を意識しているものと思われます。ボンネットから伸びているラインに合わせてデザインされているところも、より引き締まって見えています。
エクストレイルは、昔ながらのタフギアな雰囲気をより一層高めるようなVモーションデザインになっています。ヘッドライトの内側に太めにデザインされており、これもボンネットラインに合わせて設計されています。
NOTE
ノートは、コンパクトセグメントということもあり、エクストレイルよりもスタイリッシュなVモーションデザインになっています。こちらはボンネットラインからそのまま繋がっているのではなく、LEDのポジションランプから繋がっているように見えます。
ポジションがボンネットデザインと繋がっているので、ラインが外側からVモーションの下部まで一直線に集まってきているように思えます。
以上3車種を例として挙げてみましたが、それぞれコンセプトに合ったVモーションが設計されていることが分かると思います。
今後どのようなVモーションデザインが登場するのか楽しみですね。
3.三菱自動車
三菱自動車といえば近年はダイナミックシールドと呼ばれるフロントマスクが展開されています。
2015年6月にマイナーチェンジされたアウトランダーから始まったダイナミックシールドだが、これはエクリプスクロス、デリカD:5など多くの車両に採用され三菱の顔として定着しており、先日発表された新型ekクロスにも採用された。
三菱も日産のVモーション同様に、ダイナミックシールドという独自の個性、一目で三菱車だと分かるデザインを持たせていることが分かります。
今年夏には新型RVR(ASX)が登場するという情報もあり、さらにダイナミックシールドが展開されていくと思いますから、それも楽しみなところであります。
まとめ
今回は国産車メーカー3社を比較検討してきましたが、近年は大胆かつ個性的なエクステリアデザインが浸透しつつあります。
それによって、個人がお好みのデザイン=メーカーを検討することもできる訳です。
自動車にそれほどこだわりがないと言う人でも、外からの見た目は誰しもが気にするところですから、自分らしさを表現する為の車選びをじっくり楽しんでほしいと思います。
ここまでデザインが進化してしまうと今後は一体どのような変化をみせてくれるのか、全くと言っていいほど予想ができません。
だからこそ自動車は、我々の感性を高めてくれるのかもしれませんね。
記事:まこと