ハイブリッド車を買うと損する!?
近年では当たり前となったハイブリッド車、実は乗り方によっては損をすることも...?
今回はハイブリッド車に関する情報をお届けします!
燃費がいいだけでハイブリッドを選んでいませんか?
ハイブリッド車のメリットといえばやはり、燃費がいいことですよね。しかし、燃費がいいことだけでハイブリッド車を選んでしまってはいませんか?
実はそれ、もしかしたら損をしているかも...!!
例えば、あなたはとあるミニバンXの購入を検討しているとします。
ガソリン車が350万円で燃費はリッター10キロ
ハイブリッド車が380万円で燃費はリッター15キロ
もしこの場合、あなたはどちらを選びますか?
一般的にハイブリッド車の方が車両本体価格が高くなるのは当然ですが、多くの人が注目するのは燃費の差です。
カタログ値では5キロも違うところに誘惑され、ガソリン代があまりかからなそうなハイブリッド車を選びがちなのです。
しかし、このイニシャルコストの差を、ランニングコストで埋めることはできるのでしょうか。
あなたはとあるミニバンXを3年間乗る予定とします。
月々の走行距離は1,000キロで、ガソリン代はずっと130円と仮定します。
さて計算してみましょう。
ガソリン車とハイブリッド車、3年間でかかるガソリン代の差はいくらになるでしょうか。
ガソリン車のガソリン代=36,000÷10×130=468,000(円)
ハイブリッド車のガソリン代=36,000÷15×130=312,000(円)
468,000-312,000=156,000(円)
上の条件で、3年間乗った結果、ガソリン代はハイブリッド車の方が15万6千円も得しました!!
つまり、ハイブリッドの方がランニングコストが安く済むからいいじゃん!!
あれ・・・!?
買った時の価格差はいくらだっけ?
ガソリン車が350万円、ハイブリッド車が380万円。
つまり・・・
30万円のもとをとることができていません。。。
そう、これがハイブリッド車を選ぶときに注意すべき点です!
ではどうすれば得することになるのでしょうか。
今度はミニバンXを10年間乗ることとして計算してみます。
※その他の条件は同じとします
ガソリン車のガソリン代=120,000÷10×130=1,560,000(円)
ハイブリッド車のガソリン代=120,000÷15×130=1,040,000(円)
1,560,000-1,040,000=520,000(円)
この場合だとハイブリッド車のほうが52万円もガソリン代に差が出ています。
30万円以上の価格差になっているので得をすることができています!!
今回の検証では、ハイブリッド車の場合はたくさん乗れば乗るほどお得になるという結果となりました。
車にかかる費用は大きく分けて、イニシャルコスト(購入時にかかるお金)とランニングコスト(乗り続けていくためにかかるお金)になります。
ハイブリッド車は、イニシャルコストが高い分、ランニングコストを抑えられるため、なるべく長く乗ることで、結果的にコストを抑えられることになります。
もちろんその他にもお金がかかってくる場合は考えられますが、今回は燃費から考えるハイブリッド車についてお伝えしてきました。
みなさんがガソリン車とハイブリッド車で迷ったとき、参考にしていただければ幸いです。
私のToday's Car Note
お久しぶりです!今回はよく相談される内容について回答してみました!ぶっちゃけハイブリッドを買うメリットってあるの?って言われることも結構ありますw
ハイブリッドのメリットは燃費だけではなく、その静粛性の高さやモーターによるアクセルレスポンスの良さなどがあげられます。
私がもしハイブリッドを買うなら間違いなく電気の力強さが目的だと思いますねw
そういったハイブリッド車や電気自動車にしかない魅力を求めるのももちろんアリだと思います!
今後はもっと電気自動車等が普及していくと思われますから、ガソリン車が減ってしまうのもちょっぴり寂しい気がしないでもないですね。
記事:まこと